「佐藤精機」が再現、精巧なロープウエー模型
兵庫・姫路の書写山ロープウエー、「姫路の工業の力」
兵庫県姫路市が運行する書写山ロープウエーを、地元企業の「佐藤精機」が模型で再現した。宇宙関連部品の製造を手掛けるなど、金属加工で国内有数の技術を誇る同社は「姫路の工業の力を示したい」との思いから、約60時間かけて完成させた。
模型は20分の1スケール。最新鋭の工作機械を用いて、アルミニウムの塊からロープウエーの滑車部分や客室など四つのパーツを削り出し、ねじで組み合わせた。細い柱の部分に熟練の技が発揮されているという。
模型は市に寄贈され、書写駅の待合所に展示されている。