歴史研究家ら、学術会議へ指導を政府に求める


ラムザイヤー教授の慰安婦論文に対する撤回運動を非難

歴史研究家ら、学術会議へ指導を政府に求める

記者会見する国際歴史論戦研究所の杉原誠四郎会長(左)と藤岡信勝・上席研究員兼理事=16日、東京都千代田区の日本プレスセンター、川瀬裕也撮影

 「慰安婦は性奴隷ではなかった」とする論文を発表した、米ハーバード大学ロー・スクールのマーク・ラムザイヤー教授に対して、反対する市民団体や学者らが署名を集めて撤回要求をしている問題で、歴史問題などを研究する国際歴史論戦研究所の杉原誠四郎会長は16日、都内で記者会見を開き、「学問の自由」への侵害に対し、日本学術会議は沈黙を続けているとし、監督責任を問う公開意見書を菅義偉首相に送ると発表した。

 同研究所は6月と7月、日本学術会議に対し、論文撤回運動への見解を問う公開質問状を送っていたが、「形式上も、実質的にも何の回答もなかった」という。その上で、論文撤回運動に非難声明を出し、撤回運動に賛同署名をした連携会員を除名処分にするよう学術会議に指導することや、学術会議を廃止、民営化することなどを菅首相に求めた。