大雨で土砂崩れ、雲仙市で1人死亡、2人不明


民家2棟が巻き込まれ倒壊、陸上自衛隊に災害派遣を要請

大雨で土砂崩れ、雲仙市で1人死亡、2人不明

土砂崩れに巻き込まれた長崎県雲仙市小浜町の民家=13日午前(県央消防本部提供)

 13日午前4時10分ごろ、長崎県雲仙市小浜町の宿泊施設「青雲荘」の従業員から「土砂崩れが発生している」と119番があった。消防が駆け付けたところ、付近の民家2棟が土砂崩れに巻き込まれ倒壊しているのを確認した。

 消防などによると、2棟のうち、3人が住む民家から女性(59)を救出し病院に搬送したが、間もなく死亡が確認された。この女性の夫(67)と娘(32)を捜索しているが、安否不明の状態。もう1棟からは60代男性が救助され、病院に搬送された。足を骨折する重傷だが、意識はあるという。

 県警、消防は同日午後4時半ごろ、二次災害の恐れがあるとして、現場の捜索を打ち切った。14日朝から再開する予定。県は、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。