パリ市長に五輪旗、コロナ危機乗り越え未来へ


小池都知事「安心・安全な大会を実現、全関係者に感謝」

パリ市長に五輪旗、コロナ危機乗り越え未来へ

閉会式で五輪旗を振るパリのイダルゴ市長(手前)。中央は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長。左は東京都の小池百合子知事=8日、国立競技場


 
 東京都の小池百合子知事は8日夜の東京五輪閉会式で、次回2024年五輪の開催都市パリにオリンピック旗を引き継ぐ「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー」に臨んだ。

 小池氏は、金の帯に水色の着物姿で出席。旗は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長からパリのイダルゴ市長に手渡された。市長がステージ上で旗を左右に振ると、小池氏も拍手で祝った。

 小池氏は、閉会式のメディア向けガイドに寄せたメッセージで、「安心・安全な大会を実現するために尽力された全ての関係者に深く感謝申し上げる」と、新型コロナウイルス下の大会を支えた医療関係者やボランティアらへの謝意を表明。「コロナの危機を乗り越え、『成長』と『成熟』が両立した明るい未来を切り開く」と記した。