札幌・大通公園の五輪会場でアイヌ舞踊を披露
アイヌ文化を世界へ発信、多様性や共生をテーマに実施
東京五輪の男子20㌔競歩開催に先立ち、会場となった札幌市の大通公園で5日、アイヌ民族の男女ら約80人がアイヌ舞踊パフォーマンスを披露した。新型コロナウイルス感染拡大で無観客開催となったが、ライブ配信などでアイヌ文化が世界に発信された。
国などが主催する五輪公式プログラムとして、多様性や共生をテーマに実施。ツルを表現したり、刀を用いたりと、北海道内各地に伝わる伝統的な歌や踊り計15演目を披露した。
総監督を務めた秋辺デボさん(61)は「見たままを感じてほしい」と話し、出演した山田良子さん(59)は「守り伝えてきた文化を発信できてうれしい」と感慨深げだった。