4位に吉田萌ぼうぜん、乾友紀子は巻き返しへ
デュエットFR決勝、日本は2大会連続のメダルを逃す
デュエットFR決勝でも日本は「序列」を覆せず、2大会連続のメダルを逃した。3位ウクライナとの点差は予選やTRよりも広がり、得点を見た吉田はぼうぜん。「たくさん練習してきたつもりだけど、まだ足りていなかった」と言って涙を浮かべた。
予選から通じて3度目の演技だったが、初出場の吉田は緊張で動きが硬く、前半に脚技のタイミングや角度がずれた。多彩な表情と脚技で「ロボットから人間への変化」を演じるルーティンをジャッジへアピールし切れなかった。井村監督は「難易度はどこにも負けていない自信はあるが、点数に表れず残念」と悔しそうに話した。
日本代表をエースとして引っ張る乾は、気丈に「まだ大会は終わっていない。デュエットとチームで結果が変わることはいくらでもある」。巻き返しを誓った。