モンゴル出身の新横綱照ノ富士関、日本国籍取得
外国出身力士は引退後に親方として協会に残るため必要
大相撲でモンゴル出身の新横綱照ノ富士関(29)=本名ガントルガ・ガンエルデネ、伊勢ケ浜部屋=が日本国籍を取得した。4日付の官報に告示された。外国出身力士が引退後、親方として日本相撲協会に残るには、日本国籍が必要になる。
同じモンゴル出身では、2019年に横綱白鵬関、20年に横綱鶴竜関(現親方)が取得している。
11年5月の技量審査場所で初土俵を踏んだ照ノ富士は、初優勝を遂げた15年夏場所後、新大関に昇進した。その後、両膝のけがや内臓疾患などに苦しみ、序二段まで番付を落としたが再起。3度目の優勝を果たした今年3月の春場所後に大関に返り咲き、7月の名古屋場所後には73人目の横綱に昇進した。