男子団体も4強、ダブルスのペア変更が成功


チーム一丸で強敵スウェーデンを破る、2大会連続メダルへ

男子団体も4強、ダブルスのペア変更が成功

 卓球団体の日本男子がチーム一丸で勝利をつかんだ。準々決勝で強敵のスウェーデンに3-1。2大会連続のメダルへ弾みのつく勝利に倉嶋監督は「選手がいい戦いをしてくれた」と喜んだ。

 采配が当たった。第1試合のダブルス。大会前から準備し、初戦でも組んだ水谷、丹羽の左利き同士のペアから張本、丹羽に変更。シングルスも相手のオーダーを読み、相性のいい選手と対戦するようにした。

 第2試合で水谷が敗れ、1-1で迎えた第3試合では張本が伸び盛りの若手ケルベリに3-1。第4試合は丹羽が19年世界選手権準優勝のファルクにストレート勝ち。試合前に水谷から受けた助言を生かし、バックハンドが強烈な相手に対して緩急を付けながらフォア側を徹底的に攻めた。

 張本、丹羽は個人戦のシングルスでは4回戦敗退だったが、この日はダブルスとシングルスを合わせ2勝ずつ挙げた。張本が「二つとも取れれば勝てると思った」と言えば、丹羽も「2勝できてよかった。自分でも驚いている」と自信が戻った。

 準決勝は第2シードのドイツと対戦する。チーム最年長の水谷は「2人が本当に頼もしい。あしたもすごく期待している」。チームはいい流れに乗って大一番に臨む。