男子200個メ決勝進出、うれし泣きの萩野公介
「神様が贈り物をくれた」、瀬戸大也とのライバル対決に
男子200メートル個人メドレーで決勝に進出した萩野は、プールから上がると涙を流した。「神様がこんなにすごい贈り物をくれた。本当に幸せ」
平井コーチと話して決めた作戦は、予選と同じようなペースで泳ぐというもの。今大会は、夜の予選から翌朝の準決勝でタイムを落とす選手が多いため、無理をしなかった。狙い通り、予選とほぼ同じタイムできっちり通過した。
前の組では瀬戸が好記録をマーク。「いつもの大也の実力を少し見られてすごくうれしかった」。前回大会の400メートル個人メドレーでともに表彰台に上った幼い頃からのライバルと、今回も決勝で泳げることを喜ぶ。
不振による休養を経てたどり着いた3度目の五輪。好調とは言えないかもしれないが、一本一本のレースをかみしめるように泳ぐ戦い方に充実感があるようだ。