大坂なおみ、高い技術で難なく2回戦を突破
相手の強打やスライスをテンポよく返してポイントを奪取
大坂は女子シングルス2回戦を難なく突破。5月下旬の全仏オープン1回戦を最後にツアーを離れていたため、「本当にいいプレーがしたい」との思いが強かったという。ストレート勝ちを決めた瞬間、スタンドにいた日本チームの方を向き、力強く拳を握った。
技術に歴然の差があった。ゴルビッチは鋭い片手バックハンドショットを操る選手。だが、強打であってもコースが甘ければ大坂には意味をなさない。鋭角なカウンターショットを高い精度で返し、テンポ良くポイントを奪った。
スライスも多用されたが、それは「(1回戦の中国の)鄭賽賽も使ってきたので、少しトレーニングができた」。2カ月近い間隔が空きながら、すぐに実戦感覚を取り戻せるセンスもさすがだ。
世界ランキング1位のバーティ(オーストラリア)が1回戦で姿を消し、金メダル候補の筆頭となった。「五輪でプレーするのが私の夢。この経験を大切にしたい」。モチベーションも十分だ。