重量挙げの三宅宏実が引退の意向「出し切った」


5大会連続出場となった今大会は記録なし「燃焼した」

重量挙げの三宅宏実が引退の意向「出し切った」

重量挙げ女子49㌔級、スナッチ3回目を失敗する三宅宏実=24日、東京国際フォーラム(時事)

 重量挙げ女子49キロ級の三宅宏実(35)=いちご=は24日、現役を退く意向を示した。5大会連続の出場となった東京五輪を記録なしで終えた後、「出し切った。燃焼しました」と話した。

 三宅は1968年メキシコ五輪銅メダリストで父の義行氏の指導を受け、五輪は2004年アテネ大会で初出場。12年ロンドン大会で日本女子初のメダルとなる銀、16年リオデジャネイロ大会で銅を獲得した。

 13年に東京五輪招致委員会のアンバサダーに就き、招致活動をサポート。腰痛など多くの故障を抱えていたが、東京五輪を集大成と位置付け、開催が1年延期となっても現役を続けていた。