輸入ウナギ、コロナでかば焼きパックが人気


28日の土用の丑の日を控え、成田空港で通関作業を公開

輸入ウナギ、コロナでかば焼きパックが人気

「土用の丑(うし)の日」を前にした輸入ウナギの通関作業=20日、千葉・成田空港(時事)

 28日の「土用の丑(うし)の日」を前に、東京税関成田税関支署は20日、成田空港の貨物施設で輸入ウナギの通関作業を公開した。

 新型コロナウイルス感染拡大で、ネット通販や持ち帰り用のかば焼きパックが人気。例年と違い丑の日に向けたピークはなく、お盆まで需要の高い状態が続く見通しという。

 ウナギ専門商社の「丸勝」(千葉県成田市)はこの日、台湾から約2トン、約1万匹を輸入した。卸売価格は前年に比べて1~2割安い1キロ3500~4500円。西勝光治社長(72)は「自宅で五輪をテレビ観戦しながら、おいしく食べてほしい」と話した。