東京五輪組織委、復興モニュメントをお披露目
被災地の中高生が協力、被災地と世界を結び復興を後押し
東日本大震災の被災地と世界を結び、復興を後押しすることを目的に、東京五輪・パラリンピック組織委員会が制作に携わった復興モニュメントが13日、東京都内でお披露目された。大会中は主会場の国立競技場近くの聖徳記念絵画館前に設置され、被災地からの感謝の言葉や選手への応援メッセージを伝える。
岩手、宮城、福島の被災3県の中高生や東京芸術大学の学生が協力し、2メートル超のモニュメント3体を制作。材料には被災地の仮設住宅で使われたアルミニウムが活用された。除幕に参加した2016年リオデジャネイロ五輪女子ダブルス金メダリストで宮城・聖ウルスラ学院英智中高出身の高橋礼華さんは「被災地の方への勇気や希望の光になればいいなと思う」と話した。モニュメントには選手のサインを入れ、大会後には3県に設置される。