13日に本塁打競争、大谷翔平の優勝はなるか


両リーグ最多の33本塁打をマーク、日本選手として初参加

13日に本塁打競争、大谷翔平の優勝はなるか

マリナーズ戦の3回、ソロ本塁打を放つエンゼルスの大谷=9日、シアトル(時事)

 米大リーグのオールスター戦前日恒例の本塁打競争は12日(日本時間13日)にコロラド州デンバーで行われる。両リーグ最多の33本塁打をマークし、日本選手で初めて参加する大谷翔平選手(エンゼルス)には優勝の期待がかかる。デンバーは標高が高いため打球が飛びやすく、派手な争いが見られそうだ。

 メジャーの本塁打競争は独立したイベントで、注目度も高い。過去には歴代最多の762本塁打を誇るバリー・ボンズや、マーク・マグワイア、ケン・グリフィーら球史に名を刻む選手が制しており、優勝は大きな栄誉となる。

 8選手によるトーナメント形式で行われ、大谷は優勝候補の筆頭に挙がる。今年はほとんど行っていないが、フリー打撃での飛距離もメジャー屈指とされており、本来のスイングができれば順当に勝ち上がりそうだ。

 最大の難敵は準決勝で対戦する可能性のあるアロンソ(メッツ)か。前回2019年に新人ながらゲレロ(ブルージェイズ)らを抑えて優勝し、同年の本塁打王も獲得。今季はここまで16本塁打だが、大リーグを代表する強打者であることに変わりはない。

 ルールは時間制で、1回戦と準決勝は3分、決勝は2分。各ラウンドともボーナスタイムがあり、飛距離475フィート(約145メートル)以上の当たりがあった選手は60秒、なければ30秒が追加され、ラウンドごとの柵越えの数で勝者を決める。(ロサンゼルス時事)