野口聡一さん「宇宙体験、早く話せる機会を」
ISSで長期滞在を終えて帰国、萩生田文科相を表敬訪問
国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在を終え、帰国した野口聡一さん(56)が7日、萩生田光一文部科学相を表敬訪問し、「日本の皆さんに宇宙での体験を直接話せる機会が早く来るよう期待している」と述べた。
野口さんは昨年11月、米民間宇宙船クルードラゴン運用初号機に米国人以外の宇宙飛行士として初めて搭乗し、ISSに到着。約半年間の滞在期間中、通算4回目となる船外活動も行った。
文科相に「ISSで活躍する姿を拝見していた」とねぎらわれた野口さんは「科学実験や国際協力プロジェクト、子供たちとのイベントを多数こなすことができました」と感謝。「過去2回の飛行とは違った形で、コロナ禍にもかかわらず日本の皆さんと深く関われたのはうれしい」と話した。