東北初、福島市で花の自動選別施設が稼働
JAふくしま未来が整備、1日最大6万本の箱詰めが可能
福島県が全国有数の生産量を誇る小菊を重さごとに選別し、束にする機械を導入した出荷施設が、福島市内で稼働した。自動選別施設は東北地方で初めて。
JAふくしま未来(同市)が約2億5000万円をかけて整備した。1日最大6万本の箱詰めが可能で、2021年度は約200万本の出荷を見込む。
出荷の負担を減らすことで、新規生産者も参入しやすくなる。JAふくしま未来花卉(かき)出荷協議会の渡辺国稔会長は「高齢化が進む中、参入者を増やし、後継者不足の解消につながれば」と話している。