保健所にコロナ不活化装置、深紫外線LEDで除菌


日機装が宮崎市に寄贈、最前線で働く医療関係者らの安全に

保健所にコロナ不活化装置、深紫外線LEDで除菌

空間除菌消臭装置を囲む、宮崎市の戸敷市長(右から2人目)や宮崎大学、日機装関係者ら=21日、宮崎市役所(時事)

 航空機部品などを製造する日機装(東京都渋谷区)は、新型コロナウイルスの感染能力をなくす不活化に有効な空間除菌消臭装置を宮崎市に寄贈した。市は保健所などに設置し、コロナ対策の最前線で働く医療関係者らの安全に役立てる。

 取り込んだ空気を「深紫外線発光ダイオード(LED)」で除菌する仕組み。新型コロナのほとんどを不活化できる効果が、日機装と宮崎大の共同研究で確認された。市は2016年に同社の拠点工場を誘致しており、戸敷正市長は「誘致が実を結んだ。宮崎の工業レベルの高さの発信にも役立てたい」と話した。