上野動物園、双子の赤ちゃんパンダが誕生


シャンシャン以来4年ぶりに出産、1頭は保育器で世話へ

上野動物園、双子の赤ちゃんパンダが誕生

上野動物園で赤ちゃん2頭を出産した雌のジャイアントパンダ「シンシン」(15歳)=18年11月撮影(時事)

上野動物園、双子の赤ちゃんパンダが誕生

上野動物園で生まれたジャイアントパンダの赤ちゃん=23日午前(公益財団法人東京動物園協会提供・時事)

 上野動物園(東京都台東区)は23日、雌のジャイアントパンダ「シンシン」(15歳)が赤ちゃん2頭を出産したと発表した。2017年6月のシャンシャン(雌、4歳)以来、4年ぶり。同園で誕生したパンダは6、7頭目で、双子は初めて。

 同園によると、1頭目は23日午前1時ごろに生まれ、2頭目は約1時間半後に生まれた。うち1頭の体重は124グラム。いずれも性別は不明という。

 2頭はいずれも大きな声で鳴くなどしており、母子ともに元気。当初、シンシンが右前脚で抱いていたが、一般的に2頭同時に世話することはないとされているため、飼育員が1頭を取り上げ、保育器に移した。もう1頭は、シンシンが世話を続けているという。

 記者会見した福田豊園長は「開園から140年となる記念の年に2頭が誕生し、大変うれしい。かわいい赤ちゃんパンダの成長を通じ、多くの方に楽しみや元気、安らぎを届けられれば」と話した。