劇団四季、映画「バケモノの子」を舞台化


来年4月から長期上演へ、特殊メークやパペットなどを駆使

劇団四季、映画「バケモノの子」を舞台化

来年4月から上演予定のミュージカル「バケモノの子」(左)と、その原作アニメ映画のポスター(時事)

 劇団四季(東京)はこのほど、細田守監督の長編アニメ映画「バケモノの子」をミュージカル化し、来年4月30日から東京都内の劇場で上演すると発表した。特殊メークやパペット(操り人形)、マジック、映像を駆使して異世界や壮大な戦闘シーンなどを表現。国産ミュージカルでは最大級の長期公演に挑むという。

 「おおかみこどもの雨と雪」「未来のミライ」などの細田監督が手掛けた原作映画(2015年)は興行収入50億円を超えるヒット作。孤独な少年が異世界に迷い込み、粗暴なバケモノ・熊徹の弟子となって共に成長する姿を、二つの世界を揺るがす大事件とともに描く。

 舞台版は、アニメ映画「アナと雪の女王」の訳詞を手掛けた高橋知伽江さんが脚本と歌詞、劇作家で演出家の青木豪さんが演出を担当する。主人公などの子役はオーディションで選ぶ。