富山市が深刻化する海洋ごみ対策で河川に網
3カ所に、水位監視システムを導入、安全な運用を目指す
富山市は、世界的に深刻化する海洋ごみ問題に取り組むため、市内の河川3カ所に網を設置した。上流から流れてきたプラスチックごみや草木類を5センチ四方の編目に引っ掛けて回収する。網の両脇や川底に隙間を開け、魚に配慮した。
環境省の調査によると、富山湾に流出するごみの8割が陸上由来という。今回の設置は11月までの約半年間。7月からは網に掛かったごみで越水が起きないよう水位監視システムを導入し、安全な運用を目指す。
市は他の市町村にも紹介して、こうした取り組みを広めていきたい考えだ。