女性重傷、電動キックスケーターでひき逃げか
大阪府警が30歳の男を逮捕、防犯カメラの映像から特定
電動キックスケーターで走行中、歩道を歩いていた女性をはねて逃走したとして、大阪府警が自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、住所不定、無職の男(30)を逮捕していたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。女性は頸椎(けいつい)圧迫骨折で約1カ月のけが。府警は電動キックスケーターによる事故で運転者が逮捕されるのは異例としている。
逮捕容疑は5月22日午後4時50分ごろ、大阪市中央区難波で、電動キックスケーターで走行中に歩道上を歩いていた女性(48)の後ろから衝突し、そのまま逃走した疑い。
府警によると、男は「警察沙汰になったら手続きに時間がかかるので逃げた」と供述。事故当時、知人女性と2人乗りしており、時速20キロ以上のスピードが出ていたとみられる。周辺の防犯カメラの映像などから男を特定した。
電動キックスケーターは道交法上、一般的に原動機付き自転車に分類され、免許が必要なほか、ヘルメットの着用やナンバープレート表示などが義務付けられている。