「いのりの灯」、ろうそくをともし犠牲者を追悼
雲仙・普賢岳大火砕流の発生からきょう(3日)で30年
43人が犠牲となった雲仙・普賢岳大火砕流の発生から3日で30年。長崎県島原市の「雲仙岳災害記念館」では2日夜、ろうそくに火をともして犠牲者を悼む「いのりの灯」が行われた。地元の小中学生らが手作りした約1000本のろうそくが会場を照らし、参加者は静かに祈りをささげた。
午後7時ごろ、記念館のエントランス前広場に置かれたろうそくや紙灯籠が点灯され、命の尊さや平和への願いを込めたメッセージが浮かび上がった。
いのりの灯は2006年から始まり、今年で15回目。例年は、大火砕流が発生した3日に開催されるが、今年は新型コロナウイルス対策のため、2~4日の3日間に分散して行われる。