聖徳太子にちなんだ日本酒「斑鳩の黒米酒 黒駒」


斑鳩町観光協会が開発、古代米を使用し甘口で芳醇な味わい

聖徳太子にちなんだ日本酒「斑鳩の黒米酒 黒駒」

聖徳太子にちなんだ日本酒「斑鳩の黒米酒 黒駒」(斑鳩町観光協会提供・時事)

 奈良県の斑鳩町観光協会は、今年が聖徳太子の1400回忌に当たるのを記念し、古代米を使った日本酒「斑鳩の黒米酒 黒駒」を開発した。

 ロゼワインに似た色で、甘口で芳醇(ほうじゅん)な味わいを楽しめるという。協会は奈良県が日本酒発祥の地とされていることに着目。町内の遊休農地で栽培された黒米を材料にした日本酒の醸造を県内の酒造会社に依頼し、太子の愛馬「黒駒」にちなむ名称を付けた。

 担当者は「この酒を通じて太子ゆかりの法隆寺を中心とした観光産業、ひいては町の活性化を目指したい」と話している。