中国海警2隻 領海に侵入 、今年20回目 沖縄・尖閣沖


国境警報

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で20日、中国海警局の「海警」2隻が日本の領海に侵入した。日本漁船に接近しようとしたため、海上保安庁の巡視船が安全を確保し、領海から退去するよう警告した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は今月16日以来で、今年20回目。

 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、2隻は「海警2301」と「海警6304」で、午前4時40分ごろ、魚釣島の南西で領海に侵入した。午後3時現在、依然、領海内を航行しており、海保は警戒監視を続けている。また、領海外側の接続水域でも他の「海警」2隻が引き続き航行を続けている。