中国公船2隻が領海侵入、今年15回目 尖閣・沖縄沖


国境警報

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で10日、中国海警局の「海警」2隻が日本の領海に侵入。操業中の日本漁船に接近しようとする動きを見せたため、海上保安庁の巡視船が安全を確保し、領海外へ出るよう警告した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は4月25日以来で今年15回目。

 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、2隻は機関砲らしきものを搭載した「海警2202」と、「海警1401」で、午前11時40分ごろ、南小島の南南東で領海に侵入。直後、日本漁船に接近した。

 午後6時現在、2隻は領海内にとどまっており、領海外側の接続水域にも別の海警2隻が確認されている。

(沖縄支局)