中国海警船が領海侵入し漁船に接近、今年13回目 尖閣・沖縄沖


国境警報

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で13日、中国海警局の「海警」2隻が日本の領海に侵入。操業中の日本漁船に接近しようとする動きを見せたため、海上保安庁の巡視船が安全を確保し、領海外へ出るよう警告した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は今年で13回目。

 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、2隻は砲らしきものを搭載した「海警1303」と、「海警6402」で、午前2時15~25分ごろ、大正島の南南東で領海に侵入。直後、日本漁船に接近した。午後7時ごろ、2隻は同島南南東から領海を出た。領海外側の接続水域にも別の海警1隻が確認されている。

(沖縄支局)