中国海警船が領海侵入、今年11回目 漁船に接近 尖閣・沖縄沖


国境警報

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で29日、中国海警局の「海警」2隻が約9時間にわたり日本の領海に侵入した。操業中の日本漁船に接近する動きを見せたため、海上保安庁の巡視船が安全を確保し、領海外へ出るよう警告した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は今年11回目。

 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、2隻は砲らしきものを搭載した「海警1303」と、「海警2301」で、午前4時5~20分ごろ、南小島の南で領海に侵入。午後1時15分ごろ、同島南で領海を出た。

(沖縄支局)