東京医大の不正入試で女性医師が働きやすい環境整備を強調する読売など
◆受験生への背信行為
どなたか医学界に多大な業績を残した東京医科大学(東京・新宿区)出身者もおられようが、こちらは寡聞にして知らない。知っているのは『甲賀忍法帖』で忍法ブームに火をつけたとされる作家の山田風太郎(2001年没)がこの大学出身だということ。小説は読んでいないが、ただ一つだけ読んだのが『あと千回の晩飯』(角川文庫)である。ユニークな死生観や老いを語った独創的なエッセーで、かなり早い時期から高齢化社会の到来を覚めた感覚で捉えていたのが印象深かったから、よく覚えている。
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