「家族」抜きに子供の貧困の「政治的矛盾」論じ安倍批判に利用する朝日


◆「貧困物語」への疑問

 朝日は社外の声を紙面作りや取材に生かす趣旨で編集幹部が読者らと論じ合う「あすへの報道審議会」を設けている。その3月会合が1日付に掲載された。興味深かったのは連載記事の「子どもと貧困」をめぐる論議だ。

 23歳の女性会社員は「極端な例ばかり報道されると、読者が『自分とは違う世界の出来事』と感じて、理解が得られない」と指摘している。女性は貧困家庭から大学に進学した経験から、朝日の取材にも協力したが、よりかわいそうに描かれる場合があり、貧困を「かわいそうな物語」としてしか捉えていないのではないかと疑問を呈している。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ