日経の「超少子化」日韓意識調査の分析に滲む「女性は労働者」の見方


◆「性別分業」を槍玉に

 「自然に返れ」で有名なフランスの啓蒙思想家ジャン=ジャック・ルソーは、近代教育学の古典の一つとされる『エミール』で、家庭教育についてこう述べている。

 「最初の教育はもっとも重要なものであり、それは明らかに女に属している。…もし、自然の創造者が、教育が男のものであることを欲したなら、それは子どもを養うための乳を男に与えたであろう」(中里良二著『ルソー』清水書院)。


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