堤防決壊に治水より避難を勧める野党の「平和ボケ」に似た各紙社説
「逃げること」に焦点
作家の司馬遼太郎氏は『街道をゆく』で度々、河川について取り上げている。「因幡・伯耆のみち」にはこうある。
「大陸では、河川は深沈として流れている。が、島山である日本の場合、山に降った水はにわかに河道にあつまり、揉みあって滝のように海へ落ちる。それらの滝が、洪水のたびに山脚をけずりとって盆地ができ、さらに海へ土砂を流して、河口に扇状平野ができた。それが、日本である」(第27巻・朝日文芸文庫)
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