円安が一段と進行し経済へのマイナス面を無視できなくなった各紙


◆毎日の懸念は中長期

 円相場がこの1カ月で対ドルで10円近く安くなっている。米連邦準備制度理事会(FRB)が今月に量的金融緩和を終了し利上げが秒読みに入ってきたのに対し、日本は消費税増税後の景況改善が遅れて追加の緩和策が検討されるなど金融政策の方向性の違いが明らかになってきたのが主な要因である。

 円安はこれまで輸出企業を中心とする企業の収益を向上させ、景況の改善に貢献してきたが、最近では経済界でも、これ以上の円安進行に対し、警戒感が強く意識されるようになってきた。


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