マレーシア機撃墜の衝撃を写真で訴えた新潮と外交分析加えた文春


◆怒り禁じ得ない事件

 ウクライナ東部でのマレーシア機撃墜事件は衝撃を与えた。誰が何のために撃ったのかはいまだに解明されていない。「ロシアの支援を受けた親露派による」説がもっとも有力視されているが、彼らが認めるわけもなく、言い逃れできない証拠もまだ見つかっていない。

 乗客乗員298人が高度1万㍍で空に投げ出され、落ちてきたのだという。何が起こったのか分からず、酸欠と衝撃で「ほぼ即死状態」だったというから、せめてもの救いだが、遺族や世界を震撼(しんかん)させ、激怒させたのは、遺体への対応だった。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ