原子力に対する潮目の変化にも知らぬ顔の半兵衛の反原発派メディア


 まず読売が元日付1面トップで放った「米高速炉計画に日本参加へ」。米原子力新興企業と米エネルギー省による次世代の高速炉開発計画に日本原子力研究開発機構と三菱重工業が加わり、技術協力する。福井県の高速炉「もんじゅ」の技術も共有し、日本国内での建設に活用するという。

 元日に相応(ふさわ)しい明るいニュースだった。「もんじゅ」は使用済み核燃料からプルトニウムを取り出し再利用する日本の「核燃料サイクル政策」に不可欠な施設だが、不祥事が相次ぎ16年に廃炉が決まった。原子力をめぐる国家プロジェクトが挫折し、福島原発事故に続く第二の原発敗北とされた。それが“復活”する。


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