ソ連の教訓学ばず家庭を忌み嫌いレーニンばりの家族解体策唱える朝日
増 記代司 2021/12/28 新聞 TV 週刊誌 [会員向け]
その過ちの一つに家族政策がある。1917年のロシア革命で権力を握った共産主義者が真っ先に取り組んだのは伝統的家族の解体だった。レーニンは「性の解放」を唱え、婚姻法を廃止して自由性愛を奨励し、子供の教育は親でなく国家が担うとした。
その結果、社会はフリーセックスのアナーキー状況に陥り、私生児や少年非行が急増し混乱を極めた。そのためレーニンの後継者スターリンは従来の家族制度を復活せざるを得なくなった。だが、労働を神聖視して女性を労働に駆り立てたので“復活”した家族も結果的には解体を余儀なくされた。ロシア国民は「家族の絆」を壊されたのだ。
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