中高年の“懺悔”特集のような週刊現代、物足りぬ共産圏礼賛報道の検証
◆若い読者眼中になし
週刊誌が中高年の、もっといえば団塊の世代の読み物に特化していることは何度も取り上げたが、12月12・19日号の週刊現代は記事のどれもこれもが中高年に向けたものとなっており、大袈裟(おおげさ)でなく目を見張ってしまった。
老後、財産、相続、夫婦、介護を特集した「夫婦で幸せになるための『最後の総力戦』」の記事は定番で、手を変え品を変え繰り返し特集される。だが40代いや50代でさえ、まだ関心を抱かない話題ばかり。最初から若い読者は眼中にない。そのターゲットの絞り込みっぷりがむしろ潔くもある。
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