都知事選で細川氏の「脱原発」に飛びついた朝日、毎日のご都合主義
◆都政社説で扱い無し
これこそ典型的なご都合主義だ。「脱原発」を前面に出して細川護煕(もりひろ)元総理が小泉純一郎元総理の支援を受け東京都知事選への立候補を表明すると、朝日と毎日はそれに飛びつくように15日付社説で「首都で原発を問う意義」(朝日)「原発も大きな争点だ」(毎日)と、にわかに脱原発を都知事選の一大争点に据えた。
ご都合主義と言うのは、猪瀬直樹前知事の辞任騒動では一度も脱原発を都政の政策課題として取り上げなかったからだ。昨年12月の両紙社説は猪瀬氏の進退を問い、辞任後は「政治と利権の深い闇」(朝日20日付)「これで幕引きにするな」(毎日21日付)とするだけだった。
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