各誌「ゴーン逃亡劇」の真相を追究も多くはナゾのまま、続報に期待


◆レバノンで“幽閉”も

 ゴーン逃亡劇、日本の司法がコケにされただけでなく、映画紛(まが)いの脱出で出国管理の穴までが大写しにされ、日本はとんだ赤っ恥をかいた。しかし、一方、これほど週刊誌と読者を興奮させる話題もないだろう。ナゾが多く、登場人物のヘマや復讐(ふくしゅう)、責任追及など、興味津々のポイントが満載だ。

 週刊文春(1月16日号)が「ゴーン逃亡全真相」を書いている。だが経緯の説明にほとんどを費やし「全真相」と言いながらナゾのままが多く、記事を読んだだけでは脱出劇の細部はハッキリしない。


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