「社内刷新すると言っているが、どうぞやって…
「社内刷新すると言っているが、どうぞやってください。我々が関心を持つのは我々日本人に与え続けている被害を取り除く努力をしてくれるかどうかということです」。
東京・平河町の砂防会館で開かれ約2000人が参加した「『朝日新聞を糺す国民会議』結成国民大集会」(同会議主催)で、議長に選出された渡部昇一・上智大名誉教授のあいさつ。朝日新聞が慰安婦虚報問題で国際社会に大きな影響を与えながら、その対応に無関心なことを批判した。
渡部氏はまた「朝日新聞の社長が国連のクマラスワミ女史に会って『あなたのおっしゃることは私の新聞の誤った記事に基づいています』、そう言って日本の恥をそそいでください」と追及した。
「教科書誤報事件」でも朝日新聞は、自らの誤報にほおかむりし、日本が中国を侵略したのは事実だと言い募り、国民の非難のつぶてをかわしてきた。今度こそそうはさせじという気迫が渡部氏の一言一言にみなぎっていた。
同集会の登壇者の一人、小堀桂一郎・東大名誉教授は「何か公の形、いちばん望ましいのは政府声明でありますが、日本政府はなかなか踏み切れないと思います。大きな世論の力でもって、朝日新聞の大変な失態であったということを明らかにすることで日本の大きな名誉回復になると思います」と。
わが国の良識派、サイレント・マジョリティーの力が今こそ試されている。