【上昇気流】オミクロン株が世界各国で急速に拡大


新型コロナウイルスのオミクロン株が世界各国で急速に拡大している。最初に感染が報告された南アフリカで1日当たりの新規感染者が2万人、英国で7万人と過去最多を記録。両政府はワクチンの新規、追加の接種を呼び掛けている。

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新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の確認を受けて各国の渡航制限が相次ぐ中、フライト情報の表示板を見詰める旅行者=28日、南アフリカ南部ケープタウンの空港(EPA時事)

日本でも、米国から帰国し自宅待機中の女性の感染が確認され、濃厚接触者の男性もオミクロン株かどうかは不明だが感染し、何と競技場でサッカーを観戦していたことが分かった。感染力が強いことを考えると心配だ。

オミクロン株については、重症化するケースは少ないようだとの報告もあるが、不明な点が多い。ただ重症化のリスクが低いとしても、感染者が急増すれば医療が大きな負担を負うことになる。再び緊急事態宣言となれば、経済活動にまた打撃を与える。

水際対策の強化、基本的な感染対策の徹底などは当然として、最も有効な手段がワクチンの3回目(追加)接種であることは明らかだ。その案内が気流子にも送られてきた。しかし、2回目接種から「原則8カ月」を過ぎてからで、気流子の場合は「3月以降」となっている。

英国では接種間隔を6カ月から3カ月に前倒しし、ジョンソン首相がテレビで追加接種を訴えている。日本の感染状況は落ち着いているようだが、東京では新規感染者が直近1週間で26・3%増加している。

政府は、また対応が後手に回ったなどと批判されないうちに、接種間隔の短縮をもっと積極的に進めるべきだ。