タイヤ交換の時期到来
地球だより
ヘルシンキ首都圏でも先日雪が降った。いよいよ冬の到来だ。
本格的な冬が来る前にタイヤをウインタータイヤに交換しないといけない。フィンランドでは法律でウインタータイヤでないと冬は車の運転ができない。
従って、この時期のタイヤ店は混雑する。今では予約ができ、その時間に行けば待ち時間が短くて済むが、7年前までは車にタイヤを積んで店に行き、1時間から2時間辛抱強く順番まで待ったものだ。それでもこの時期の予約はあっという間に埋まる。
また、近ごろはウインタータイヤに交換した後、サマータイヤを預かってくれるタイヤ・ホテルというサービスもあり、重宝させてもらっている。重たいタイヤを倉庫から一つずつ抱え、車に乗せたり降ろしたりする必要がないからだ。
こちらで使用されているウインタータイヤのほとんどは、スパイクタイヤ。日本では路面を削って粉塵(ふんじん)にするので使用禁止だと聞くが、記者の経験上、スタッドレスタイヤより安心感がある。雪道ではそれほど変わらないが、凍結している路面ではスパイクタイヤの方が滑りにくい。
それでも、路面に氷が張っている場合には過信はできない。
5年前、高速道路をドライブしている時、法定速度内だったが、凍結で車がスリップしてガードレールにぶつかり冷や汗をかいた。それ以来、冬の運転に神経を使う。
(Y)