山崎 喜博
イスラエルのペレス前大統領逝去
パレスチナ自治合意に尽力 「宗教国連」構想を提案 イスラエルのシモン・ペレス前大統領が93歳で逝去した。同国は2年後に建国70年を迎えるが、この国の防衛、経済、安定、和平など、多面的な貢献をした政治家の生涯だった。 …
クルド問題が試金石に
多難な年明けのトルコ(6) それでも憲法上の国是は世俗主義だから、国民の中にはエルドアン大統領と与党・公正発展党(AKP)が進めているイスラム主義に、鋭い批判・糾弾をする勢力も根強く存在する。若者の中には、トルコ社会が…
「文明の同盟」に活路模索も
多難な年明けのトルコ(5) 最近、国連で注目されている平和プロジェクトのひとつが「文明の同盟」プログラムだ。テロや難民問題の背景にある宗教や民族・人種に根を持つ過激主義を克服するため、異なる文明間の交流・対話・協力を推…
難民250万人が流入
多難な年明けのトルコ(4) 現在までトルコ国内には、シリア内戦から逃れてきた人々をはじめ、イラクのシーア派偏重政治に嫌気が差したスンニ派住民などが、実に250万人以上滞在しているとされる。 イスタンブールを歩けば、難…
景気低迷と通貨安がトルコ直撃
多難な年明けのトルコ(3) 日本・トルコ合作映画「海難1890」に敢えてひっかけて言えば、今年のトルコは「国難2016」に直面するかのようだ。トルコ政府は昨年12月、対「イスラム国(IS)」作戦を本格化すると決断したの…
「帝国」のプライドぶつかるトルコとロシア
多難な年明けのトルコ(2) トルコを訪れるロシア人は、ソ連解体前後の“爆買ツアー”からこの四半世紀の間、右肩上がりに増え続け、年間450万人に達すると報じられた。ロシアは強権を発動できる国柄で、制裁措置に基づくトルコ旅…
多難な年明けのトルコ、ダブルパンチの観光業
多難な年明けのトルコ(1) 「やはり来るべきものが来ました!」、トルコのイスタンブールで主に日本人旅行者を相手にする観光会社に務めていた知り合いの日本人女性から、「解雇されそうです!」と連絡があった。彼女いわく、同じよ…