本田 隆文
リビア軍事介入で「説得力のある説明」求め慎重姿勢を示すNYT紙
◆後手に回る米の対応 「アラブの春」で独裁政権が崩壊したリビアの混乱が収まらない。世俗的な民族派とイスラム勢力が東西に分かれて対立、内戦状態にあるからだ。その混乱に乗じて、過激組織「イスラム国」(IS)がリビアへの侵入…
ペルシャ湾岸情勢緊張の背景に「イランの帝国主義」指摘するWSJ
◆影響拡大を画策する サウジアラビアで、イスラム教シーア派の高位聖職者ニムル師の死刑が執行されたことにイランが強く反発、ペルシャ湾岸に緊張が走った。これに関し米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「イランとロ…
対テロ連合創設するサウジの狙いに疑惑の目を向ける西側メディア
サウジアラビアが、中東、アフリカ、アジアの34カ国・地域から成る対テロ「イスラム軍事連合」を新たに結成すると発表した。標的は、イラク、シリアで勢力を維持し、世界各地でテロを実行している過激派組織「イスラム国」(IS)と…
ロシア機撃墜の上にシリアでの露の危険な動きに警告発するWSJ
◆シリア情勢が複雑化 ロシア軍爆撃機がトルコ軍機に撃墜されたことで、シリア情勢はいっそう複雑化してきた。パリ同時テロもありこのところ欧米各紙は過激派組織「イスラム国」(IS)、シリア情勢への注目が高いが、ロシアの介入に…
英主要紙がCNNでイラク戦争「謝罪」したブレア元首相に一斉反発
◆「曖昧な謝罪」と非難 ブレア元英首相が米CNNテレビとのインタビューで、イラク進攻について「一部情報に誤りがあった」などと「謝罪」したことに英主要紙は「心のこもらない」「あいまい」と一斉に反発した。 ガーディアン紙…
アフガン駐留は間違いと訴えるNYTと撤収計画見直し求めるWSJ
◆攻勢強めるタリバン アフガニスタンのガニ政権がスタートして1年を経過したが、北部クンドゥズを反政府勢力タリバンが占拠したことから米軍の撤収計画を見直すべきとの見方が出始めている。タリバンは9月28日未明に襲撃を開始し…