WHOが指摘し警告した「ゲーム依存症」の弊害軽視する日経に違和感


◆早期治療の充実急務

 このほど約30年ぶりに疾病についての国際的な分類を大幅に改定した世界保健機関(WHO)は、ゲーム依存を麻薬使用やギャンブルの常習行為による疾患の項目に加えた。それによると、ゲームする時間や頻度を制御できない、日常生活でゲームを最優先してしまう、ゲーム中心の生活が1年以上続く―などが当てはまると、「ゲーム依存症」と診断される可能性があるというのである。

 もっとも、これらに当てはまる全ての人がゲーム依存症だというわけではない。ゲームをする時間が長くても、その行動を制御できていれば、必ずしも依存症というわけではない。


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