エボラ対策で後手に回る米


チャールズ・クラウトハマー

有効策ないオバマ氏

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】残念ながら、米国の公衆衛生サービスはエボラ出血熱対策で後れを取っている。疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長は、感染者の過去の行動を追うと国民に約束した。「感染経路をたどる」ことで、感染を止められる。しかし、感染した看護師のニーナ・ファムさんとアンバー・ビンソンさんは、CDCが当初、監視していた48人の中に入ってすらいなかった。

 「発端患者」であるトマス・ダンカンさんを治療した医師も看護師も同様だった。治療に当たった人々を誰も把握していなかった。


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