李垠・方子両殿下のご成婚100周年を祝う
日韓の友好に尽力、旧李王家東京邸で記念式典が行われる
旧皇族・梨本宮家の第一王女として誕生され、日韓の友好に尽力された李方子妃と、朝鮮王朝の最後の皇太子・英親王李垠殿下のご成婚100周年を祝う記念式典(主催・同実行委員会)が1日、東京都千代田区の赤坂プリンスクラシックハウス(旧李王家東京邸)で行われた。2020年に100周年を迎えていたが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。
梨本家6代目祭祀継承者の梨本隆夫・梨本宮記念財団理事長が「日韓・韓日、日朝・朝日の因縁を解決するには、昭和天皇の兵として戦った、朝鮮半島出身兵士の遺骨を返さないといけない」と強調した。
韓国の全州李氏大同宗約院の李源総裁はビデオメッセージで「両殿下が残した遺志を受け継いで、私たちは両国の平和な交流に力を入れなければならない」と語った。
両殿下は戦後の一時期、無国籍状態になるなど時代と政治に翻弄(ほんろう)されながらも、両国の友好のために尽力された。中でも、方子妃は韓国で身体障害者などの福祉事業に力を入れられた。