ダンサーで振付家の勅使川原さんに金獅子功労賞
ベネチア・ビエンナーレ事務局が発表、「新たな美を創出」
イタリアのベネチア・ビエンナーレ事務局は13日までに、7月に開催するダンス部門の金獅子功労賞をダンサーで振付家としても活躍する勅使川原三郎さん(68)に授与すると発表した。「非常に独自性の高い動きの表現で新たな美を創出した」としている。
受賞記念公演として、同部門オープニングで勅使川原さんによるストラビンスキー作曲「ペトルーシュカ」が上演される予定。
勅使川原さんはクラシックバレエを学んだ後、1981年から独自の活動を開始。85年にダンスカンパニー「KARAS(カラス)」を結成し、既存のダンスの枠組みを超えた斬新な表現を追求している。日本人として初めてパリ・オペラ座バレエ団の振り付けを手掛けるなど、国際的にも高い評価を受けている。