「シャオシャオ」と「レイレイ」に名前決定


上野動物園の双子パンダ、来年1月をめどに公開開始予定

「シャオシャオ」と「レイレイ」に名前決定

上野動物園(東京都台東区)の双子のジャイアントパンダの雄「シャオシャオ(暁暁)」(左)と雌「レイレイ(蕾蕾)」。8日に名前が発表された=4日(公益財団法人東京動物園協会)

 東京都は8日、上野動物園(台東区)で6月に生まれた双子のジャイアントパンダの名前について、雄が「シャオシャオ(暁暁)」、雌が「レイレイ(蕾蕾)」に決まったと発表した。来年1月をめどに2頭の公開を始めるという。

 約19万件の応募の中から、既存キャラクターの名前を除くなどして雄5点、雌6点に絞り込み、女優の黒柳徹子さんらによる選考委員会が審議。最終的に最も評価の高かったシャオシャオとレイレイに決まった。

 シャオシャオには「夜明けの光が差し、明るくなる」、レイレイには「つぼみから美しい花が咲き、未来へつながっていく」との意味が込められている。記者会見した小池百合子知事は「明るい夜明けから未来へつながる意味もあり、良い名前ではないか」と述べた。

 福田豊園長は「新型コロナウイルスや自然災害など緊張の続く世の中だが、今後の成長を楽しみにしていただき、安らぎや元気を皆さまにお届けできれば」と話した。

 シャオシャオとレイレイは6月23日に雄のリーリーと雌のシンシンの間に誕生。健康状態は良好で、今月5日時点でいずれも体長約60センチ、体重約6キロまで成長し、歯が生え始めた。人間の声や物音に慣れさせるため、日中はラジオを流しているという。