将棋で東西オールスター戦、活躍ぶりは拮抗
ファン投票で出場者を決定、1手30秒未満の早指しで対局
日本将棋連盟は、ネットのファン投票で出場者を決める新たな非公式戦「SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2021」を開催する。同連盟本部(東京都渋谷区)と関西本部(大阪市)に所属する東西各5人による団体戦で、1手30秒未満の早指しで対局する。
エントリーした全棋士を対象に、8月、棋戦の特設サイトでファン投票を募り、東西の上位各2人を選出。9~10月、予選を行い東西でさらに各3人を選び、団体による決勝戦は12月26日、東京都内で観客を入れて行う。
スポンサーのサントリー食品インターナショナルのCMに藤井聡太二冠(18)が出演した縁で企画がスタート。8大タイトルは東の渡辺明三冠(37)や西の藤井二冠ら東西各2人の計4人で分け合っており、同連盟の佐藤康光会長は「東西棋士の活躍ぶりは拮抗(きっこう)していて、開催にはいいタイミング」と語った。