オバマ・ホワイトハウスと米軍、対イスラム国戦略で深い溝


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地上部隊否定で「自縄自縛」に陥る大統領

 米国のイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対する軍事戦略をめぐり、オバマ・ホワイトハウスと軍の間で相違が表面化している。戦闘部隊は派遣しないと繰り返し明言するオバマ大統領に対し、軍は特殊部隊の活用などあらゆる選択肢を排除したくないとの立場だ。ホワイトハウスはこれまでも、アフガニスタン戦略などで軍と対立してきたが、両者の深い溝は今また対イスラム国戦略の先行きを曇らせている。
(ワシントン・早川俊行)

 先週、米軍幹部からイスラム国打倒には地上部隊が必要との本音をにじませる発言が相次いだ。


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